2016年8月16日火曜日

ロイヤルの新たな可能性「宝杖の司令官」

 今日はロイヤルの新たな立ち回りを作りだすカードについて。

 その名は…宝杖の司令官




 どんなフォロワーかと言うと、まずスペックが3PPの3/2です。
 攻撃重視タイプで、1/3の敵まで有利です。

 ロイヤルお得意の進化時効果を持っています。
 味方の兵士を一体選び、+2/+2します。
 他の進化時フォロワーと同じで、進化時のスペックは4/3に抑えられています。


 で、このカード。評価の低い代物でした。

 原因としてはフェンサーです。
 フェンサーはEPを使わなくても出すだけで味方を+1/+1して、自分のスペックは2/2なので、使いやすさはどう考えても上です。
 単純にフェンサーのスペック数値は3/3のようなもので、1/1の部分は味方に行動させることができるので、特に先攻では強力なカードなわけです。

 進化時効果を持っているが3PPというところにも問題があります。
 進化のターンが来る前に3~4ターン目で出すという展開になりやすい。

 普通に進化しても+2/+2されるんだから、数値的には自分が進化して上がる+1/+1しか得してないじゃないかというのがよくある定説でした。


 ところが僕の評価を一変させる出来事がありました。

 2Pickの実装です。

 このルールでは要らないゴミカードでも仕方なくデッキに入れなければならないことがあります。

 要するに自分で全てのカードを使う機会が与えられていて、色々なカードをその場の思いつきで使うわけです。

 その中で、宝杖の司令官でなければ捌けないシーンが実際にあったことが、評価を見直すきっかけになりました。


【例】

 相手 2/3 2/3

 自分 1/1 【何かを出したい】


 4T以降の場面で、自分はクイックブレーダーと3コスを持っています。
 進化を使って、手数を維持しつつ、対面の相手を更地にして切り返したいとします。
 このような状況があるとして、味方を1体も犠牲にせずに3PPと進化で敵全員を更地にできるのは宝杖の司令官だけです。

 このような状況になるのは、例えば死の祝福やお守り隊+セージコマンダーなどです。
 フェンサーやわがままプリンセスやノーヴィストルーパーなどではどうやっても相手が残るか自分が1人になってしまいます。

 宝杖の司令官を出して進化し、クイックブレーダーを強化した場合、以下のようになります。


【例2】

 相手 2/3 2/3

 自分 3/3 4/3 


 これで味方2人は一撃で死ななくなるので殴るだけで捌けます。
 クイックは進化したも同然なので2/3まで有利。これは大きいです。

 ロイヤルが非常に苦手に感じる2/3を2人並べられても、問題なく捌ける。
 これは実戦でかなり有用だと感じました。



 とまあ、こういうわけで宝杖の司令官を僕は3積みしているわけです。

 思ったより足を引っ張らないのでかなり使えます。
 ヴァンガードにバフなら3/4なので敵の3/3まで有利が取れます。
 フローラルフェンサーが引けない時のサブの選択肢として優秀だと感じました。

 ゴールドレアの価値、ありますよ。

2016年8月14日日曜日

1積み、2積み、3積みの違いと実用的なデッキ応用例

 というわけでAA1になりました。8/13のデイリー勝率は8割以上で不利なヴァンパイア相手もほとんど勝てました。

 デッキはこちらです。

 


 2積みを多用しています。
 ホワイトジェネラル、オーレリア、乙姫、ガブリエル、ツバキが2積みです。

 これは別に「3積みすると対応力がなくなるから種類を増やそう」とかいう適当な考えでそうしたわけではないです。
 2積みと3積みの戦略的な違いがあるからカードによって積み方が違うわけです。

 そしてまた、それによって試合展開も大きくコントロールすることができます。
 今回はそれについて説明します。


【一試合の10ターン目までにドローする枚数は、通常13枚】


 まずプレイヤーは3枚のカードをマリガンしてドローします。
 それから、ターンの初めに1枚ずつドローをします。

 ドローやサーチを使わなければ、通常引くことができる手札はこれだけです。

 ここで、考えるべきは一試合の長さです。
 大抵の試合は10ターンで決着がつくと思います。

 10ターン目までにプレイヤーが引くことができるカードは、通常13枚です。

 デッキは40枚なので、13/40を引くことができます。
 これを近似すると、デッキ全体の1/3のカードを10ターン目までに引くことができる、と言うことができるのです。

 要するに、試合中に引けるカードは、この枚数ぶんは少なくとも期待できるということになります。


【安直な考え:デッキの1/3を引けるなら、なるべく3積みが良いのでは?】


 誰もが考えることは、なるべくキーカードを3積みすれば、それを引きやすくなるから強い! というものです。

 これはある程度は正しいと言えます。

 3枚積めば、デッキが均等に混ざっているならば、13枚のドローで1枚はそのカードが引ける計算になるからです。


 この「安直な考え」でもデッキはそれなりに回ります。

 デッキは40枚ですから、3積み13種類に1積み1種類、ないし3積み12種類に2積み2種類とするのがベーシックなデッキの作り方です。

 じゃあ何で私は2積みを多く使っているのか。問題はそこです。


【前議論:1積みってどうなんだ?】


 よくあるのは3積みを13種類やりきったから、残った1枠にサタンでも入れてみようって構築です。

 それってどうなのでしょう?
 結論を言うと、ダメです。

 先に述べたように、一試合で大体デッキの1/3を通常ドローで手札にできるわけですが。
 1積みしたカードを引くことができるのは、3試合に1回です。
 

 上図のように、ピン積みしたカードを一試合で引ける確率は33%くらいしかないと考えられます。

 ドローやサーチを使わない限り、この運命からは逃れられないということです。
 そんな確率に身を預けられますか?

 おまけで1枚高いコスト入れようみたいな考えでピン刺しするのはバクチやってるだけです。
 運がいいから勝てたみたいな試合してもランクマッチでは意味ないです。

 1積みを使うくらいなら、2積みした方が遥かに引けてマシだと僕は主張したいですね。

 要するに1積みは使わないわけですが、ここで重要なことがあります。

 デッキに1積み残った状況になれば、2枚目を引かずに済む可能性が高いということです。

 もっと言うと、デッキに2積み残った状況になると、2枚目を引く可能性が大きく高まるということです。

 実戦の場ではこのことが大問題になります。
 
 
【3積みの問題点:2積みの状況に移行してしまう】


 1積みと3積みの模式図を貼ったので、ここで2積みの模式図も貼ります。


 上図のように、2積みしたカードは期待値的には3試合に2試合、1枚引くことができます。
 66.66…%の確率で1枚引けるわけだから、1枚引くだけならかなり信頼できると言えます。

 ところで、3積みをした状態で1枚キーカードを引いたら、デッキには2積みの状態になりますよね?

 3積みをして1枚引いたからもういらないと思っていても、デッキにはまだ2枚残っているわけですから、もう1枚引く可能性はけっこうあります。

 要するに、1試合に2枚もいらねぇよってカードを3積みするのは、リスクが大きい場合があるということです。
 別にそれを割り切って3積みしているなら問題はありませんよ?
 何も考えずに3積みするとあっさりワンペアやスリーカードを引いて事故る場合があるって話です。


【2積みのメリットとデメリット】


 逆に2積みならどうでしょう。
 3試合に1枚引けない場合があります。
 欲しいカードが肝心な時に引けないリスクをある程度は背負ってしまいます。

 しかし、1枚引けばもう1枚はそうそう引くことがないというメリットもあります。

 2積みの状態で1枚キーカードを引いてしまえば、1積みの状態になり、3試合に1回しか引けないような厳しい確率にキーカードを置くことができる。

 よって、1枚は欲しいが二度と引きたくないカードは、2積みをするのが望ましいと言えます。
 盤面を埋めてしまうアミュレットや、超高コストのサタンなどは、たくさん引くと手札が厳しいので、2積みにすれば手札事故を減らすことができる。

 まあそれでホワイトジェネラル、オーレリア、ツバキ、乙姫、ガブリエルは2積みになってるわけです。
 10Tまでに2枚引いてもいまいちだし、まして3枚とか邪魔でしかないですからね。


 おしまい



2016年8月13日土曜日

ツバキガブリエル 恐怖の10点リーサル

 今回はただでさえ強いと言われるロイヤルに現れた、さらなる強力コンボのご紹介。

 前回紹介したガブリエルをさらに強力にするコンボ、それがツバキガブリエルです。


 


 コンボのやり方は単純です。

 相手が大型を出したらツバキで殺し、次のターンにガブリエルでツバキを選択して強化する、おわり。

 具体的には6Tツバキ、7Tガブリエル。実にシンプルですね。


 しかしこれが鬼畜すぎることが判明しています。なぜか?


 まず、ツバキをプレイするとファンファーレで攻撃力5以上のフォロワーを破壊できます。

 これだけでも強い。ツバキを採用するプレイヤーは多いと思います。


 次に、本人が4/3潜伏であること。

 全体攻撃かランダム攻撃でなければ、潜伏しているツバキを除去できません。

 仮に攻撃できたとしても、3ダメージ以上を与えなければ倒せません。

 大抵の場合は次のターンまで生き残ってしまいます。


 最後にガブリエルでツバキを強化。これで何と8/6になってしまいます。

 前のターンに出したわけだから顔面攻撃ができます。相手のライフが8以下なら守護を立てないと一撃で試合終了です。


 EPを残せばツバキ進化で10/8になります。

 もちろんライフ10以下守護なしなら一撃で終わりですが。

 ライフ20から2撃で試合終了です。

 相手は10/8をどうにかして除去しなければリタイアに追い込まれます。


 とまあ書きましたけど。

 以前から書いてるように、ロイヤルはクイック不屈フェンサーホワイトの顔面16点とか、乙姫セージガブリエルの顔面20点とか、とっくに鬼畜レベルの顔面連打の流れができてるわけですよね。

 そこに現れた第三のルートがどれほど恐るべきものか……。

 シャドウバースの新たなる闇として記録されることでしょうね。

2016年8月4日木曜日

デッキ紹介「ミッドレンジガブリエル」

 今回もまたまた新しいデッキの紹介です。

 かなりロイヤルの理想形に近づいたような気がします。



 ゴブリン
 ヴァンガード
 不屈の兵士
 歴戦のランサー
 メイドリーダー
 アセンティックナイト
 フェンサー
 わがままプリンセス
 ホワイトジェネラル
 フローラルフェンサー
 風神
 セージコマンダー
 海底都市王・乙姫 x2
 ガブリエル x2


 今までのデッキ同様に開幕から1/2と2/2を並べていって、ロイヤルの定番であるフェンサーからホワイトジェネラルに繋ぐか、トークンで枚数を並べます。

 フローラルフェンサーで切り返してから風神やセージコマンダーで味方を強化して決定打を狙います。部隊が足りなくなったら乙姫。


 【ガブリエルはどう強いのか?】



 ここまでは今まで通りみたいなものですが、今回はそこにガブリエルが入っています。

 これは味方を+4/+3するもので、強力なフィニッシャーです。

 例えば相手の攻勢に晒されて、1/2の乙姫お守り隊が場に1体だけ残ったとしましょう。
 ターンは7。EPはゼロ。相手のライフは5だとします。

 この状況でロイヤルには勝つ手が武装強化連打とか無理しないと用意できません。
 ターンが8以降ならシャルロットで勝てますが7ターンでは無理ですね。

 しかしガブリエルだと乙姫お守り隊を5/5に変えて勝つことができます。
 これはトークンのドラゴンと同じ戦力です。
 早い話が「1コストを5コストに変える」って意味です。
 「場にいる味方のコストを4上げる」とか「4/3疾走を出して味方と合体する」って言い方もできますね。

 早い話がめちゃくちゃ強いってことです。

 8コストのギルガメッシュが5/4疾走なことを考えれば、「7コストで4/3疾走を出して合体させ、3/4を出す」ってのがどれだけ強力なのかお分かり頂けるかと思います。


【ガブリエルート】

 ここで、皆様に乙姫を出してからの死亡ルートについて考えて頂きます。

 死亡って言うからには死亡です。ライフ20点を特定の手順で取るってことです。
 もっとも1ターンではできないし、相手が上手に防げば阻止できます、が。
 大抵の相手はこれで死にます。

 まず乙姫を出します。


 (3/4) (1/2) (1/2) (1/2) (1/2) <乙姫様をお守りします!


 この状態では攻撃できません。そこで乙姫を進化させます。


 5/6顔面不可 (1/2) (1/2) (1/2) (1/2) <そろそろ本気を出そうかのう…


 乙姫が戦って相手を倒し、生き残ったとすれば、相手はまずチャンプキルをすると思います。
 チャンプキルとは、「最も能力の高い相手を倒す」ことです。
 相手がチャンプキルしかできず、1体しか倒せなければ、ターン終了時に以下のようになります。


 1/2 1/2 1/2 1/2 <て、撤退じゃー


 次のターンになれば、乙姫お守り隊は攻撃ができます。
 ここでセージコマンダーを出して進化します。


 2/3 2/3 2/3 2/3 6/8顔面不可 <私の策を信じるのだ

 
 セージコマンダーは顔面を攻撃できないので、敵のフォロワーと戦います。
 しかし残りのお守り隊4人は顔面攻撃ができます。
 このとき、敵のリーダーに8ダメージを与えることができます。

 次のターンでやはりチャンプキルされて、しかしやっぱりお守り隊は処理できなかったとします。


 ※ 2/3 2/3 2/3 2/3 <策士策に溺れるか…


 このとき、相手の顔面に12ダメージ与えれば即死しますよね?
 よくあるのは、ここからもう一度セージコマンダーを出すパターンです。


 「※からセージコマンダーを出した場合」

 3/4 3/4 3/4 3/4 (4/6) <私の策を信じるのだ


 お守り隊4人は攻撃力3、それが4人いるので、全員でリーダーを攻撃すれば12ダメージ入って即死です。
 これがセージルートです。

 非常によく多用する顔面攻撃ルートだと思いますが、セージコマンダーを2枚引かなければいけません。
 そこでサブとして使える死亡ルートがあります。
 

 「※から風神を出した場合」

 3/3 3/3 3/3 3/3 (2/5) <風の加護を与えよう


 やはりお守り隊4人が攻撃力3になり、顔面12ダメージで即死です。
 これが風神ルートです。

 セージコマンダーを2枚引けなくても、セージと風神を1枚ずつ持っていれば乙姫から20点ルートにもっていけるわけです。
 このルートがあるからわざわざステータスがいまいちな風神を採用する意義があるわけです。

 しかし、今まではこのルートしかありませんでした。
 仮に乙姫なしで味方を並べ切ったとしても、2種類のキーカードが必要だったので、6積みから2枚を引かなければならず、死亡ルート成立には運要素が強かったのです。

 そこでガブリエルが登場しました。


 「※からガブリエルを出した場合」

 6/6 2/3 2/3 2/3 (3/4) <ピカーン! パアアアァァー!


 ガブリエルでお守り隊1人を+4/+3して、4人で顔面攻撃して12ダメージ。やっぱり即死です。
 いままでフィニッシャーがセージか風神しか無かったのがガブリエルでも終わってしまうのです。

 これを、ガブリエルートと呼んでいます。

 この新たな死亡ルートが開拓されたことで、安定して即死が取れるようになったわけです。

 先にライフを削っておけば、もう少し味方の数が少なくてもリーダーキルを取れるのだから、ハードルはより小さなものとなります。

 また、味方の数が少なくても確定で即死を取りやすいことは、ガブリエルの強力な強みだと言えるでしょう。
 味方1人でセージコマンダー出しても+1/+1にしかなりませんが、ガブリエルは味方が1人でもいれば+4/+3だから、グダ場における安定感が違います。


【そしてロイヤルは…】

 ガブリエルのせいで「枚数がなければ弱い」ってロイヤルの欠点が無くなってしまいました。

 もはや完全無欠かもです。

 これではロイヤルガイジではなくロイヤルカイジでしょう。
 ナイト1体の盤面からガブリエルでラスキル決められたら顔面ぐにゃってします。

 このデッキのせいで勝率がおかしなことになってて、手札事故しても勝ったり、わがままプリンセスのバグでゴブリンを場外に送られて操作不能になった上で勝ったりしているので、ホント怖いよねって感じです。

 おしまい